「専業主婦って古い?」「警察官の奥さんって仕事してる人少ない?」
そんな疑問を持ったこと、ありませんか?
実は、警察官の妻が専業主婦を選ぶのには“ちゃんと理由”があるんです。
今回は、20〜30代の女性たちがリアルに語る
「警察官の嫁×専業主婦」の日常をのぞいてみましょう。
“ワンオペ育児×不規則勤務”だから専業主婦が自然な選択に
警察官の勤務はシフト制で、日勤・夜勤・宿直などがバラバラ。
急な呼び出しや残業も多く、
夫の帰宅時間が読めない生活に
「家のことは私がやるしかない…」と専業を選ぶ妻も少なくありません。
こんな理由で専業主婦に
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夜勤明けで夫が日中寝ている間に子どもの面倒を見なければいけない。
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保育園の送迎や急な発熱対応を1人でこなすのは体力的に限界。
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家庭内の時間が夫と合わないので、共働きがうまく機能しない。
家事・育児・緊急対応…「全部任せたよ」が日常に
特に事件が起きれば、即出動で帰ってこないことも。
家族イベントよりも職務優先のため、日常的に“1人親感”を覚える妻たちは多いです。
私も警察官と結婚し、急な事件の対応などで、
夫を当てにできない生活が始まりました。
それは子どもや、介護する親などがいないときには困ることは少ないかもしれません。
しかし、だれかを見なければいけない状況のとき、パートナーが
警察官というのは非常に動きの取りにくい職業です。
共働きも実は多い!部署・年齢で変わる妻たちの働き方
すべての警察官家庭が専業主婦ではありません。
共働きを選ぶ家庭もたくさんあります。
とくに夫が交番勤務や比較的落ち着いた部署にいる場合は、
妻も働きやすい環境といえるでしょう。
私も子どもが大きくなり、パートに出られるまでになりました。
しかし、子供が小さいうちは共働きは非常に難易度が高く感じました。
交番勤務は平日休みが出てくるため、パパも育児参加しやすい
勤務状態だといえます。
部署ごとに変わる“ワンオペ負担”のリアル事情
刑事課や地域課などは拘束時間が長く、家庭への関与が難しい傾向があります。
一方、総務系の部署や内勤に異動になると、妻の負担もぐっと軽くなります。
その代わり時間外勤務が減るため、お給料も安くなる感じがあります。
各家庭でどこに重点を置くかで部署希望も変わってきますね。
ワンオペ回避には、派遣署選び・実家の距離もカギ
夫の異動があったら、「実家の近く」か「治安の良い管轄」に住むのがカギ。
家庭の安定度がぐっと変わってきます。
子育てフェーズ別の働き方ストーリー
妊娠前まではフルタイム、
出産後に育休→パート、
保育園入園後に正社員復帰など、
段階的に働き方を変えている家庭も多数。
家庭に合わせて柔軟に対応しているのが実情です。
時短・パート・フリーランス…警察官妻の仕事スタイル
通勤時間短縮・在宅ワーク・保育時間調整など、
“ムリしない働き方”を選ぶのが主流です。
ストレスを減らすコツにもつながります。
夫の勤務スタイルに合わせて、働き方を柔軟に選んでいく姿勢が
必要になってきます。
お金のリアル~専業主婦でも警察官世帯で十分にやっていける?
専業主婦=贅沢、というイメージがあるかもしれませんが、
警察官の収入と福利厚生をうまく活かせば「1馬力」でも成り立つ家庭は多いです。
「1馬力OK?」警察官の収入で家族を支える生活実態とは?
初任給は20万円台でも、数年で昇任・昇給が進むため、
30代で年収600万円以上も現実的。
わが家は30代で年収700万程頂いています。
(所属している部署や、時間外手当によって本当にまちまちです。)
加えて地域手当・住居手当・扶養手当も整っています。
ボーナス4ヶ月分?貯蓄重視の専業家庭の節約術
支出を抑えて計画的に貯蓄していく家庭も多く、
食費のまとめ買いや固定費の見直しなど
日々の積み重ねで乗り切るスタイルが主流です。
“守秘義務”が語れない日常に寄り添う妻たちの心得
「今日は何があったの?」と聞いても、教えてくれない…それが警察官の仕事。
秘密が多いのではなく、守秘義務という“守るべき壁”があるのです。
私の夫も付き合っているときからここに関しては徹底して教えてくれません。
結婚した今でもです。
警察官として職務を果たす夫にいつも脱帽する思いです。
妻が聞きすぎない“夫の秘密”が家庭円満の秘訣
仕事の話は無理に聞かず、「話したくなったら話してね」のスタンスがベスト。
信頼される妻の共通点は“聞きすぎない”ことだったりします。
うちはここを聞きすぎると、機嫌が悪くなります…汗
「仕事の話しすぎNG」夫への聞き方・距離感の取り方
事件・トラブルの内容を詳しく知ろうとするのではなく、
「お疲れさま」の一言がいちばん響くことも。
干渉しすぎないことが大切なんです。
もしも知りたかったら、事件がニュース等公の場で報道されてから
聞きましょう。
「ニュースで出るかな?」と聞くと、そこは教えてくれるので
私はひたすら報道を待ちます…。
まとめ〜「専業」か「共働き」かより、大切なのは“納得の選択”
警察官の妻として専業主婦を選ぶのは、
甘えではなく現実とのバランスを取った結果。
そこをしっかり受け止めないと、働きたい妻は葛藤します。
現に私がそうでした。
共働き・専業、それぞれに正解がある時代だからこそ、
「我が家にとってベストな形」を選ぶことが、
いちばん幸せにつながるのかもしれません。